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POSENGINEER

Poser(見せかけ) + Enginieer(エンジニア)ということで、にわかなITブログです。ITのことを全く知らない知人に自慢できるようなネタを発信します。

伝説のプログラマによる時間管理術

エンジニア
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マイクロソフトWindows95の基本設計を務めダブルクリックやドラッグ・アンド・ドロップを発明した伝説のプログラマ中島聡さん。 自身のブログ「Life is beautiful」はプログラマから愛され、アルファブロガーに認定。 そんな彼が時間管理をテーマとした新著を出しました。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

目次
  1. なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
  2. 時間を制する者は、世界を制す
  3. ロケットスタート時間術」はこうして生み出された
  4. 今すぐ実践 ロケットスタート時間術
  5. ロケットスタート時間術を自分のものにする
  6. 時間を制する者は、人生を制す

皆さんは、下記のような考えをお持ちでしょうか?

  • 見積もりはあくまでも見積もりでしかなく、予定どおりに仕事が進むとは限らない
  • 締め切り目前に、徹夜でも何でもして頑張ることが大切
  • それでもどうしても締め切りに間に合わなかった場合は、その段階でスケジュールを変更してもらうしかない

日本のエンジニアの大半が、上記のような考えを持っていると思います。 本音というより、会社の中で植え付けられた価値観なのかもしれません。

中島さんは、上記価値観を持つことに警鐘を鳴らしており、本書の中で、このようなマインドを持つことが何故ダメなのか、 ではどのように改善すればよいのか、についてご自身の体験を踏まえて解説しています。

仕事が終わらない理由

中島さん曰く、仕事が終わらない理由は下記であるとしております。

  • 安請け合いをしてしまう
  • ギリギリまでやらない
  • 計画の見積もりをしない

日本人は上司から依頼された仕事は断らないことが美徳とされています。だから「イエスマン」が蔓延化しているのだと思います。 なんでも「やります」と言っておけば、上司からの評価も良くなります。期限についても、適当な勘で「◯日で出来ます」と言うだけで 特に根拠もなく、現実味がないから最初は手を抜く。結局学生時代の勉強も似たような感じですよね、試験の前日に一夜漬けする、なんて人が殆どなんじゃないでしょうか。

結局、仕事も勉強も、こんな適当なやり方ではうまくいくはずがありません。更にたちが悪いのが、仕事の場合は期限を延期できます。上司に「すみません、終わりませんでした。期限を◯日延ばしてください」と言って猶予を貰えば、それに甘えてまた次の日は手を抜き、直前になって徹夜・・・なんて繰り返し。結局いつまでたっても仕事は終わりません。時間の管理が全くできていない状況です。

時間を制することで得られること

仕事が終わらないことは、時間の管理が全くできていないことが原因ですが、逆に時間を制することで得られることは下記であるとしております。

  • リスクを測定できる
  • 目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作ることができる
  • 誤差に対応できる

仕事には不確定な要素がつきものです。頭のなかでイメージしても、実際に作業をしてみると想定していなかたことがたくさん出てきます。 プログラムひとつ取ってみても、単純な仕様のモジュールを作る際に、こんなのすぐ終わると高をくくっていると、正常系の入力パターンは簡単だったが、異常系についてはかなり複雑だったとか。

こういう不確定な要素を攻略することが、時間管理の目的なのかなと思いました。 時間を管理することで、不確定要素を早急になくし、見通しよくする。だから仕事が終わる。そういうロジックです。

ロケットスタート時間術

中島さんは、このようなロジックの時間管理を「ロケットスタート時間術」と呼んでいます。 具体的には、下記のような具合です。

  • すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終えられる納期を導き出す
  • 最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際には、仕事量の8割を終える
  • 最初の2割の期間で8割の仕事ができなかったら、期限を延ばしてもらう
  • 「仮眠を取る」と「マルチタスクをやめる」で、仕事の効率を上げる

パレートの法則のように、2割の時間を使って、8割の仕事を終らせる。といった感じです(フロントローディングにも似ています)。 逆にそれが出来ないのなら、その仕事量は期間に見合っていないと判断できるのです。 最初の2割の期間は、超集中して取り組みます。コーヒーを淹れることもせず、電話もメールも受け取らず、 完全に集中を阻害する要素をシャットダウンした状態(界王拳と例えていました)で取り組むのです。 それほどしてまで本気で取り組み、仕事の8割を終わらせるのです。

この例では、仕事の期限が10日の場合でした。そしてスタートダッシュは2日間。 2日間は必要なら徹夜もするとのことですが、実際の業務では期間が長期に渡ったり、複数案件を同時に受け持つことも良く有ります。 こういう場合にどうするか、ということも本書の中に十分に書かれています。

他にも、どのようにしてこの時間術が生まれたのかの誕生譚、マイクロソフトでの秘話、 さらには、今後の人生において仕事との向き合い方まで、あますところなく中島さんの考えが書かれており、 とても充実した内容になっております。実際に読んでわかったことは、 時間管理術とは、仕事だけでなく、仕事を含めた人生についての管理術だったということです。

仕事がうまくいかない、、、仕事が楽しくない、、、人生に迷っている、、、 そんな方は是非手にとってみてください。

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