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ディープラーニング E資格の合格方法

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DLA Deep Learning for ENGINEER 2019 #1 (通称E資格)に合格しました。

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合格証書

合格率は67%と比較的高めですが、受験するために修了する必要がある講座である程度ベースアップ&足切りをしていることを考えると、これくらいの合格率で問題ないと思います。

以下、勉強法や感想などを紹介します。

勉強方法

E資格を受験するためには、JDLA認定の講座を受講し、修了する必要があります。 自分が選んだのは、SkillUpAI/です。

www.skillupai.com

理由は、合格者の半数近くが当講座の受講生だったため、実績があるから安心できるかなと思ったからです。 ただし、地方なのでオンライン講座にて、仕事をしているので夜と土日を使って受講しました。

試験1ヶ月前くらいまでは、この講座についていくことだけをしました。 予習動画見て、宿題を解いて、講義動画で復習、 さらに空いた時間に修了試験の問題と提出課題の実施。 この作業が完了したらもう試験まで1ヶ月切るくらいです。

あとは、講座で配布された例題と修了試験問題を何度も解きました。 試験の2週間前くらいからは、上記に加えて講義スライドの要約をしました。 E資格のシラバスを見ながら関連がありそうな箇所をピックアップしてまとめることで、 試験対策+今後の自分用の資料にもなるかなと思って結構真面目に作り込みました。

あわせて、書籍で知識の整理をしています。 以下は役に立った書籍です。

深層学習

深層学習

深層学習

  • 作者: Ian Goodfellow,Yoshua Bengio,Aaron Courville,岩澤有祐,鈴木雅大,中山浩太郎,松尾豊,味曽野雅史,黒滝紘生,保住純,野中尚輝,河野慎,冨山翔司,角田貴大
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/03/07
  • メディア: 単行本
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真面目で時間がある人なら、この本1冊だけでいいです。その代わり内容は決して易しくなく、パワーも使います。 自分はサラッとだけ読みました、これを真面目に理解するには試験に間に合いそうにないからです。

これならわかる深層学習入門

上記の深層学習を易しく書いてくれた本、って感じです。ページ数もそこまで多くないし、説明もわかりやすいし、 資格受験者にはぴったしだと思います。

イラストで学ぶディープラーニング

イラストで学ぶ ディープラーニング 改訂第2版 (KS情報科学専門書)

イラストで学ぶ ディープラーニング 改訂第2版 (KS情報科学専門書)

さらに易しい本。講座を受講してる人だとこのくらいの内容は理解してるはず。復習用って感じです。

人工知能プログラミングのための数学がわかる本

人工知能プログラミングのための数学がわかる本

人工知能プログラミングのための数学がわかる本

E資格では、深層学習の他にも、応用数学機械学習の出題もあるので、その対策として。 この本は、応用数学の簡単な例題が載っているので、自信がない人のための入門書としておすすめです。

機械学習のエッセンス

機械学習の対策用です。E資格はpythonコードの穴埋め問題もあるので、この本は貴重だと思います。

技術者のための線形代数

技術者のための線形代数学 大学の基礎数学を本気で学ぶ

技術者のための線形代数学 大学の基礎数学を本気で学ぶ

線形代数苦手なので対策として。

プログラマーのための線形代数

プログラミングのための線形代数

プログラミングのための線形代数

線形代数苦手なので対策として。  

上記で、無事合格することができました。

合格するには

個人の体験踏まえて、下記を真面目にやれば合格できると思います。

  • 講義を真面目に受ける
  • 例題を解きまくる
  • 深層学習を読みふける
  • 応用数学機械学習をある程度勉強する

これは危険

逆にこれで余裕ぶっこいてたら落ちるよっていうの1点紹介します。

  • 例題だけしかしない

講座で配布される例題、ネットの噂では「例題やってたらまず合格する」みたいなこと書いてました。 が、実際そんなことはありません。たしかに例題からそのまま出題される問題もありますが、 全体を通しての難易度はあんな簡単なものじゃないです。 例題くらいの難易度って思ってたら出鼻をくじかれて試験冒頭でメンタル持っていかれます。

苦言

以下、E資格に対する苦言です。

受験コスト高すぎ

E資格の受験料は一般32,400円(税込)、学生21,600円(税込)と、若干高めですし、 何よりも講座が30万近くします。 個人のお財布からはとてもじゃないけど出せる値段じゃないかなと。 本当にE資格保有者を増やしたいのでしょうか。

試験雑すぎ

自分が受けた会場では17インチくらいの小さいモニタでの受験でした。 問題には、論文のコピペ画像のようなものがあり文字が濁ってて これは目が悪い人は読めないんじゃ?って思いました。 また、同じような問題が重複してでてきたり、 最後に前に解いたセクションの問題がまた出てきたり、 こんなの知っててなんの役に立つの?というようなうんちく問題がでたりと、 全体的にお粗末な印象です。 配点がわからないので、ニッチな問題には低い点数しか与えないのかもしれませんが、 受験者からこのような評判が流れると、資格の価値が下がってもったいないかなと思います。 流石に3回目なんだし、もっと丁寧に作ったらどうでしょうか。

結局E資格って意味あるの?

こればかりは、「さぁ・・・」としか言えません。 まだ3回目で知名度は微妙なところだし、持っていて給料が上がるかはその会社次第です。 就職に有利かどうかもわかりません。 個人的に良かったなと思うのは、講義です。 SkillUpAIで配布された資料や講義内容は自分にとってはとても貴重なものでした。 今まで独学だったので、こんなにわかりやすいものなのかと感動しました(回し者では有りません)。 なんとなくの知識だったものがちゃんと理解できるようになったり自分で考えれるようになります。 まあ30万は高いですけど、その価値は十分にあるのかなと。

以上、E資格を受験される方へのお役に立てれば幸いです。