【書評】「新しいLinuxの教科書」大まかな風呂敷の大きさがわかるつもりになれた。
GW中にざっと読んだ本。
仕事でubuntuはよく触るけど、あくまで実践的に触る程度で、 躓いたらその都度ネットで調べるというスタイルだった。
なのである特定のコマンドはしってるけど、/varがなんだとか/etcがなんだとかは知らないし気にしていなかった。 ネットで「そこにシンボリックリンク」とあればそうするだけだ!みたいな。
まあそれだと寂しいので、ちょっと前に、独習Linuxを読んだ。
- 作者:小林 準
- 発売日: 2011/12/17
- メディア: 大型本
これはこれで良い本だった。中古で200円くらいで買った気がする。 ただ、まあ最近は「教科書」とかいうのが出てそれの評価が高いので、じゃあっと思って読んでみたけど、 まあ、わかりやすかった。
20のチャプターから構成されている。 最初にLinuxとは、から始まって、あとは具体的なコマンドの羅列、後ろの方にシェルスクリプトの実践やgitについての説明など。 程よく浅く網羅されているんだな、と感じた。とはいえ、Linuxの全体像を知らないから、これで全部かはわからないが。 これを教科書とするなら、風呂敷の大きさは大体わかった気分になれる。 実際はもっと奥深いんだろうが。
LPICなどの資格を受ける場合はこの範囲をさらに深堀りする必要があるだろうなと思うが、 とりあえずwindowsユーザーがLinuxを触るさいには、一読しておいて損はないと思った。
ただ、「教科書」というのは、実はただで入手できる。
まあ、2700円払うのがもったいないなら、こちらですませてもいいと思う。
個人的な付箋
sshを使って、リモートホスト上のファイルを直接手元にコピーする方法。
ssh osumi@serverB 'tar czf - dir1' | tar xzf -
czf -と指定することで、リモートホスト上でディレクトリdir1をtar+gzファイルとしてアーカイブし、その出力をこちらのシェル標準入力へと渡している。 手元のシェルでは、受け取ったtar+gzのデータストリームをxzf -として展開することで、リモートホスト上のdir1ディレクトリを直接手元にコピーすることができる。