エクス・マキナ感想(少しネタバレ) かわいすぎるAI
エクス・マキナを観てきました。
監督はアレックス・ガーランド。 初監督作品のようで、それ以前はダニー・ボイル監督の「28日後」の脚本を手がける等していました。
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あらすじは、wikipediaに書いてますが、 完全にネタバレなので注意してください。
以下、ネタバレを抑えたあらすじです。
チューリングテストは、アラン・チューリングが考案したテストで、対象が「機械」であるか「人工知能」であるかを判定するテストです。
この人工知能というのは、科学の進歩である一方で、人類を滅ぼすとも言われており、非常に危険なシンボルとして扱われています。
この監督、「私を離さないで」という作品の脚本を手がけていますが、これはクローン人間を題材にした作品なんです。利用された側の人権はどこにあるんだろう、という。
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対してエクス・マキナは、端的に言えば、人工知能の人権はあるのだろうか?という話でした。
比較的敵視されがちな人工知能ですが、自我を持っていたとする(または持っていそうな振る舞いをしたとする)と、その人工知能を利用する側は自我を尊重すべきなのかどうか。
でもそこで「尊重する」選択を取った場合、その選択は自発的な選択なのか、それとも人工知能に無意識に選択させられた結果なのか・・・。
「愛着が湧いてしまうので、人工知能に顔をつけてはならない」というのはアイ、ロボットでしたっけ?たしかにこの映画を観て思いますね。AVAの容姿がまた可愛らしくて、しぐさも乙女。これでは完全に人間が操作させられてしまいます。
AVAを演じたのは、アリシア・ヴィキャンデル。若干27歳ですが、今後の活躍が期待できそうです。
とまあ、こんな可愛いAIが出てくるのに、終始不気味な雰囲気がなんとも絶妙なバランスです。
そして特に印象的だった終盤のシーン。一点の曇りもない福音に満ちた描写に幸福を感じるんですが、ちょっとまて、それはホラーだぞと。
気になる方は、是非劇場に足を運んでみてください。