遙かなるマチョジニア

マッチョXエンジニアを目指すブログ

Google 歩行者に与える二次衝撃を緩和するための特許を取得

スポンサードリンク

自動運転に関して、Googleが2016/5/17に下記の特許を取得しました。

adhesive vehicle front end for mitigation of secondary pedestrian impact

歩行者の二次衝突を防ぐため、ボディのフロント部に接着剤を装備するという内容です。

多くの自動車には、事故に備えた防止策は搭載されていますが、 基本的には、車内の人間を事故の衝撃から守るための仕組みです。 ですので、対人事故の場合、衝突した歩行者への有効な保護策はありませんでした。 これを鑑みて、衝突時の保護者への被害を少なくしようというのが今回の特許の趣旨です。

それを解決するために、車両フロント部に粘着性の高い接着剤をコーティングするという仕組みが記載されてます。

f:id:shuheilocale:20160520100752p:plain

衝突時に接着剤が漏れて、歩行者にくっつき、跳ね飛ばされて起こる二次衝撃を抑えると言った内容です。

f:id:shuheilocale:20160520100755p:plain

跳ね飛ばされない代わりに、その分のエネルギーは歩行者が被ることになるので、 二次衝撃は抑えられるにせよ、一次衝撃のエネルギーは増すんじゃないかと思いますが、、、 詳しくは特許本文中に書かれているかもしれません。

それにしても、車道に飛ばされて他の車両に轢かれる事故もよくニュースで見ますので、 この特許によってそういった死亡事故が減ることを願うばかりです。