遙かなるマチョジニア

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10 クローバーフィールド・レーン感想(ネタバレあり)

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夫と喧嘩をした勢いで車で家を飛び出し、巻き添え事故にあって失神。意識が戻るとそこは地下室だった。地下室には、デブのおっさんと30台位の冴えない男が。状況がさっぱりわからない状態で、このおっさんたちを信じることができるのか・・・?
というところで、密室劇の始まりなんですが、、、


映画『10 クローバーフィールド・レーン』予告編

予告を観る限りだと、密室劇は冒頭だけで、後半からはクローバー・フィールドばりのエイリアンとの戦いが始まるのかなと思ってたんですけど、実はこの映画、殆どが密室の中です。

最初は、あれ?いつ外に出るんだ?みたいなモヤモヤ感があったんですが、次第に、そんなの忘れてしまい、 「このおっさんは、善人なのか、、、悪人なのか、、、?」というそわそわに代わり、60分くらい経過したときに、

ウワーーーーーー!!!!!!!!

となって物語はフルスロットルな展開へ。

監督はダン・トラクテンバーグ。この監督、長編作品は初めてらしいですけど、すごい面白かったです。
※短編映画作品の「Portal: No Escape」は、どことなく本作の雰囲気に似ています。

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信用しきれない仲間であるプロットは、遊星からの物体Xであるし、 ヒッチコックを意識したショットや、シャイニングぽいカットなど いろんな映画からヒントを得てるんだろうなあと。

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あとは主人公の成長譚ですもありますね。
凡人、それもちょっとしたことで家を飛び出してしまうくらいの女性。 密室という殻の中でいろいろな経験を積んで、立派に巣立ってゆきました。めでたしめでたし。

クローバー・フィールドは2500万ドルと低予算で話題になりましたけど、 本作は1500万ドルとさらに低予算。それでも日本映画と比べたら結構贅沢なんですかねえ。

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